投資を検討する時、長期的に成長すると考えられる点を自分なりに時間をかけて調べて飛びつき買いをせず、しばらく様子を見て少額から投資を始めます。予想が当たる場合もあれば、見事に期待外れな銘柄もあります。購入時に慎重に調査する事で最初の決算から期待外れの業績になる事は殆どありません。数年間は予想通り成長する事が多いのです。その後、期待通りの更なる成長が得られる場合と、途中から業績が悪化し減益を繰り返すパターンに分かれます。赤字転落予想時点では、株価は購入時よりプラスの事も少なくないのです。但し赤字銘柄を何時までも持っていると取り返しがつかない事態になりますので、早めの売却を強く検討するのです。
さて第10弾は長安汽車(200625)です。以前のブログでも掲載しました。売却銘柄は沢山ありますが後で纏めようと考えています。
きゃつの売却に対する投資哲学として下記があります。(あえて毎回記載します)
①売り上げ減少と共に利益が赤字転落した場合は株価に関係なく売却を強く検討する。
②株主割当増資を繰り返し実施された場合は売却を検討する。
③売上・利益が増えている場合で配当率が減少した場合は売却を弱く検討する。
単位は全て香港ドルです。
2004年10月 購入しましたが平均単価が3.514でした。
2007年 10株→12株無償交付。
2008年 10株→12株無償交付。
2008年 4.3で追加購入。
2010年 10株→18株無償交付。
2010年 5.84で追加購入。
2017年 10.68で追加購入。
2018年 6.3ですべて売却。
2017年以外の途中追加は分割後の調整での購入です。売却理由は上記①ですが四半期で赤字でしたので早めに売却した事と銘柄入れ替えを実行した為でした。
2004年投資活動を始めた時、中国の自動車販売台数は世界第3位で海外メーカーの販売台数が多かったです。世界ランクはアメリカ、日本、中国の順番でした。きゃつは中国の自動車販売は将来絶対に世界1位になる。日本、アメリカ、韓国、ドイツ、インド。すべての国で最終的には各国国内自動車メーカーの販売台数が多い。中国もいずれそうなるだろう。と考え自社ブランドの研究開発に力を入れている会社を必死で探しました。
思惑は当たり、長安汽車は当時ベスト7,8位の会社でしたが、その後、中国ブランドで1位にまで上昇しましたが、やはりフォルクスワーゲンが全ブランドでは断トツのままでした。自動車販売台数は2位のアメリカを大きく引き離し第1位になりました。しかし自動車メーカーは流行り廃りが激しい点もあり、長安汽車も2017年では値引きで販売台数を維持する傾向が目立ってきたので、2018年の銘柄入れ替えの売却対象にしました。2017年7月22日現在の株価は3.14で持っていたら約半値なので売却は正解でした。
流石に途中の躍進が目立っていた為、売却時の利益は大きく、更には配当収入で購入金額を上回っていました。
売却した資金で他銘柄に投資しましたがこの判断は正しかったのでしょうか?
前回のブログでも記載しましたが、他の銘柄3つも同時期に売却し6銘柄に投資しております。2018年9月の実施なので、日数が浅い為、正解かどうかの判定は不能ですが、今の所6銘柄とも購入後上昇しております。これについては、後日ご報告します。
今回も最後まで読んで頂きまして有難うございました。
↓同じような記事が続いていますが、ご容赦ください。