きゃつのブログへようこそ。今回は広東高速の決算速報について考察します。何度も繰り返しますが、きゃつの場合、長期間で成長・発展を期待、予想して個別銘柄に投資します。株価の上昇を狙って短期間売買益目的での投資はしません。
保有銘柄、広東高速(200429)の決算速報(未監査)が発表されました。残念ながら広東省ではゼロコロナ政策における行動制限の影響で特に後半の業績で減収・減益でした。過去のものも含めて公開されている業績を下記に示し考察します。
単位は売上・純利益は百万元、EPS・配当は元です。
2021年12月本決算(前年)
売上高:5,288.1 純利益:1,700.4 EPS:0.810 配当:0.570
2022年12月本決算予定(未監査)
売上高:4,169.0 純利益:1,287.0(-24.3%) EPS:0.620
2022年1-9月四半期決算
売上高:3,288.0 純利益:1,191.7(-14.6%)
【考察】
・行動制限の影響は各地区で異なりますが広東省は後半で厳しく制限されたと予想。
・数値から後半(特に10-12月)の行動制限の影響が大きかったようです。
・但し10-12月のみの決算でも赤字では無かったです。
・本銘柄は配当性向が固定ですので約25%の減配が予想されます。
減収減益の理由が政府の行動制限の影響であるならば、全く気にする必要はありません。直ぐに回復するでしょう。一時的に配当収入が減りますが、この程度で焦るようでは最初から投資は出来ませんよね。
もっと大事な事があります。それは今回の発表で株価が下がる事があれば・・・・これは大チャンスです。元々PER7倍の割安で放置されている優良銘柄なので更に株価が下がった場合は積極的に狙っていこうと考えています。
投資する上で重要な事は少々の変化でブレない事。方針転換にはルールを設ける事です。どんなに頭が良い人でも感情に流されますのでしっかりと記録しておきましょう。株価が大きく下がったり業績が悪化した時でも心配になったり焦ったりせず探求します。御自身の投資哲学から逸脱した場合は早い決断も必要ですが、そうでない場合は、動揺せずにどっしり構える事が必要です。
更に上級者は他人の行動(株を売却する行為)を逆手にとって割安になった時にしっかりゲットする事を考えます。この行動が投資で成功する秘訣なのですが、多くの人は周りのニュースとか専門家?の言動に影響されてチャンスを逃すのです。