きゃつのブログへようこそ。3月は2022年12月本決算の発表月です。今回は現時点で発表された2銘柄について考察します。昨年業績と過去最高値も参考値として掲載します。単位は売上、純利益は百万人民元、EPSと配当は人民元です。
広東高速道路（200429）
【前年（2021年）業績】＊過去最高も同様でした。
売上高：5,288.1 純利益：1,700.4 EPS：0.81 配当：0.57
【2022年12月期本決算】
売上高：4,168.6（21.2％減収） 純利益：1,277.1（24.9％減益）EPS：0.61 配当：0.428
考察：2022年は中国のゼロコロナ政策により行動制限が実施されましたが中国全体で行われた訳ではなく感染者が増加した地域で個別に実施されました。広東省では後半に行動制限された様で前半は業績が良かったのですが後半で一気に業績が悪化しました。
本決算では減収減益となりましたが正式な発表に先駆けて速報（未監査）としてアラートを出している点は、誠実性の観点から高く評価しております。また業績が悪かったとしても配当性向（パーセンテージ）は不変である点も出資者からすれば安心感が得られます。因みに配当性向は2016年から一貫して変わっていません。
このまま保有すると共に株価下落が見られるようであれば狙っていきたい銘柄ですね。
中国鉄路通信信号（03969）
【前年（2021年）業績】
売上高：38,358.0 純利益：3,275.0 EPS：0.30 配当：0.17
【過去最高業績と配当】
売上高：41,646.0（2019年） 純利益：3,819.0（2020年） 配当：0.20（2018年）
【2022年12月期本決算】
売上高：40,220.0（4.8％増収） 純利益：3,634.0（11.0％増益）EPS：0.33 配当：0.17
考察：増収増益でしたが過去最高には届かず。この分野では最大規模で安定かつ良好な業績も期待できそうですが、株式発行枚数の増加が過去に2年連続で見られた点（これによりEPSが低下）と今年も11％増益でも配当は去年と変わらず・・・・。うーん。これでは積極的な追加投資は控えたくなりますね。現在の保有もこのままで、様子を見るとしましょうかね。
以上、現時点で発表されている保有2銘柄について考察しました。次回も決算考察について掲載予定です。
最後まで読んで頂き有難うございました。
