多くの中国企業は12月末が本決算です。
2018年本決算は2019年3月末までに発表しなくてはなりません。決算発表日の董事会(取締役会)で監査を受けた本決算と期末配当等が最終承認され、その日の株式取引が終了後に各メディア及びホームページ上で発表されます。
期末配当については権利落ち日が設定され、その前日の取引終了時点で株を保有していると権利が発生し、支払日の翌日か翌々日に配当が株主に支払われます。
決算発表日(3月ごろ)→ 権利落ち日(5月~7月) → 支払日(5月~7月)
大体こんな流れです。
多くの企業が3月末に董事会が開かれます。好決算で増配銘柄または特別配当があったりすると決算発表から権利落ち日までの期間(3月~5月)で株価は上昇します。
ご注意頂きたい点は、権利落ち日に株価が配当を差し引かれた金額に修正されます。
中国株特有なのか銘柄によって変わるのか世界共通なのかは分からないです。教えて!
(ちょっと調べましたが・・やはり分かりませんでした)
例:3.00香港ドルの株価で配当が0.2香港ドルついた場合だと下記の様な流れを想定してください。(利回りは6.66%です)
*単位は香港ドルです。
決算発表日 3.00→3.15(5%アップ)
権利落ち日まで上下しますが最終的に3.15のままだったとします。
権利落ち日スタート時点で2.95の株価からスタート。
この銘柄を3.15で購入した場合は発表前(3.00)で購入した時より損します。
2018年12月本決算で私の保有(主力)銘柄の一覧を下記に示します。
銘柄名 株価 1株配当(元) 権利落ち日 支払日 1-3月決算
安徽高速道路 4.52 0.25 5月23日 7月16日 7.8%増益
中国銀行 3.32 0.18 5月23日 6月18日 4.0%増益
広東高速道路 6.74 0.56 未定 未定 3.6%増益
江蘇高速道路 10.32 0.46 6月24日 7月15日 1.7%増益
浙江高速道路 8.16 0.37 6月4日 7月5日 25.3%増益
新華文軒 5.60 0.30 5月27日 7月9日 21.0%増益
東江環保 7.53 0.14 未定 8月9日 11.0%減益
上の2行の青字にご注目下さい。
安徽高速と中国銀行は丁度、権利落ちが終了しました。
安徽高速は前日の株価が4.9HKドルでしたが、配当の権利落ちで4.543HKドルからスタートしています。
中国銀行も前日は3.6HKドルでしたが、こちらも3.369HKドルからスタートです。
この様に権利落ち当日は配当分が差し引かれているのです。
その他の銘柄も配当権利落ち日に配当分を差し引かれた株価で取引が始まります。
例年であればこの時期に好決算・増配銘柄は株価も上昇するのですが、米中貿易摩擦で株価は軟調です。
1-3月の四半期決算に注目すると、増益している銘柄が多数あります。
つまり今は割安で高配当のお買い得銘柄が増えて来ているのです。
今、投資できる資金がありませんが、配当金が入ってきたら積極的に狙ってみたいです。最後まで読んで頂きまして有難うございました。
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