きゃつのブログへようこそ。この度、安徽高速(00995)を5.93HKドルで購入しましたのでその理由を含めて掲載します。この銘柄は2007年に6.1HKドルで購入した後、複数回追加してますので一定量の株数を保有していますが、浙江高速、広東省高速に比べると保有数は少ないです。
以前の当ブログでも紹介しましたが下記の発表がありました。
「2021-23年の株主還元計画を発表した。期末に未処分利益があり、正常な事業運営と持続可能な成長を支える十分なキャッシュフローがある場合、特殊な状況を除いて原則的に年1回、利益分配を行うとした。また、現金による利益分配について、配当性向は60%を下回らないものとする。」
当然、市場は反応して発表翌日に株価は約20%上昇(4.86→5.82)しましたが、ココで注目したいのは、この発表と株価(20%上昇)の価値の比較でした。早速検証しましょう。
期末の未処分利益は除外し配当性向60%として計算。
①先ず10-12月期の決算は不明ですが、直近の7-9月と同じ利益計上があると想定した場合の本決算純利益予想は下記になります。
本決算純利益予想:1,468.5百万元、EPS:0.885、配当:0.531元(税引き前利回り10.6%)予想PER:5.5倍
・2018年の過去最高の純利益が1,115.3なので31.6%増の予想となります。
・株価の過去最高値は9.94HKドル(2015年6月)でありますがこちらは参考値です。
・過去最高の配当は0.28元/株(2005年)で89%増です。
②続いて今回の発表内容ですが、向こう3年間の業績向上の自信であると考えました。HSBCも同意見で「配当性向の引き上げは有料道路収入の見通しに対する自信に基づくものとの見方を示した。」と記載されております。
更に今回の発表は、きゃつの17年半の投資人生でも初の経験であり出資者への安心感向上も得られると考えました。
③上記の様な出来事があった場合、経営陣の誠実性評価は1段階あげる事としております。
中々こういう機会はありません。今回の様な経営陣誠実性向上は過去17年間で完美医療(2回)、新華文軒(1回)の3回のみで安徽高速が4回目となります。貴重な事例なのです。滅多にない事例で少々興奮しています。
上記から6HKドル程度の株価は非常に安値であり更なる追加投資を狙っていく事と致しました。こういう機会を逃さず投資戦略を練って17年が経過しています。
今回きゃつは非常に高い評価をしましたが、投資は自己責任でお願いします。一切の責任は取りません。ご参考になれば幸いです。