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きゃつのブログへようこそ。今回は投資開始から20年が経過して簡単な総括等を掲載します。御参考頂けますと幸いです。
2004年7月18日、全く投資経験がなかったきゃつが中国株投資を始めたのは同僚と一緒に始めた事も有りますが現在の仕事を定年(60歳)まで出来ないと考えた為でした。
きゃつは当時、業界勤続12年でしたが定年で花束もって退職された先輩を一人も経験していませんでした。殆どの方が60歳になる前に会社(もしくは業界)から去っていました。更に業務自体の存在価値も疑っていました。
話を投資に戻します。中国に目を付けたのは国全体の経済成長を期待したからです。どの銘柄に投資しても儲かると安直に考えていました。最初は株価の方ばかり気にして鳴かず飛ばずの日々でしたが中国株は配当利回りも魅力的でした。当時は中国株投資本なども多数書店に並んでいましたので積極的に購入、拝読しオススメ銘柄中心に10銘柄を購入しました。当時ウォーレンバフェット先生もペトロチャイナに投資されていましたので、きゃつも真っ先に購入しました。
その後、邱 永漢先生の本に出会い更には毎日更新のブログも拝読する様になりました。大きく衝撃を受けたのはウォーレンバフェット先生の書籍「投資の王道」でした。この本は単に読むだけではダメだ!書かれてある内容をキチンと自分のものにしなくてはならない。と直感したので読みながら重要な部分は紙にプリントして常に自戒するようにしました。
この行動が後に中国経済に対する批判的な意見が横行しても風向きがクルクル変わることなく自分で方向性を決定する事に大きく貢献されました。
投資哲学(方針)についても当時から現在では大幅に変更されています。沢山の失敗も経験しましたがバフェット先生の教え通り全て失敗を最大の教科書にするように心掛けました。現在の投資哲学も未だ改善の余地があると常に疑いを持って考察しています。
割愛しますが、他にも本に書かれている内容は全て投資哲学に役立てる様に意識し続けております。
では中国株へ投資した全ての人が資産形成が出来たかと言うと答えは明らかにNoです。中国株では情報も乏しく自分で積極的に取りに行かないと得られません。何も考えず投資出来るファンドに手を出すと手数料ばかり高くて資産形成の重しになります。更に外国で人気が乏しい香港銘柄は株価も上がらない為、見た目上の資産も増えません。
中国銘柄もハズレ銘柄は多く存在します。実際きゃつが過去に投資した銘柄でもハズレ銘柄は多数存在しました。問題はその後です。投資判断は正しかったのか?同じ事象を繰り返さない為の修正点は?投資哲学の変更に対する最大の教科書に出来る人が成功します。
反対に「中国株に投資したせいで損をした」等と考える人は中国株以外へ投資したとしてもきっと成功しないでしょう。
投資では8割の人が損をすると言われています。中国株だから損をする訳ではありません。2004年当初、中国株へ投資すればどの銘柄でも儲かると言った思想はアッサリ否定されました。
きゃつの20年間の投資はS&P500を上回る成績が得られ、今年の配当利回りも過去最高になりそうなので現在の所は成功と言えるでしょう。しかし振り返って見ると数多くの落とし穴が存在しました。幸い再起不能な事態には至りませんでしたが、今後も大きな落とし穴が存在するかもしれません。
簡単に振り返りましたが今後の投資方針も中国株、個別銘柄の方針は変わりませんが将来どうなるかは誰も予想できません。
ただはっきり言える事は投資哲学は自分で作成して失敗し、修正してまた失敗し更に修正を繰り返す事で素晴らしい物が出来上がります。(きゃつを含む)他人に言われて作成しても上手くいきません。是非とも各人オリジナルで最強の投資哲学を作成されて、きゃつを上回る投資成績を実現してくださいね。年率14%以上の成績を出せばバークシャー・ハサウェイからスカウトされるかもしれませんよ(笑)