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きゃつのブログへようこそ。今回は完美医療(01830)の中間決算と考察について掲載します。本銘柄は、2013年7月に投資を開始して追加投資を繰り返し実施しました。配当収入も最も多い銘柄なので決算内容については毎回注目しています。2024年9月期の結果はどうだったのでしょうか?紐解いていきましょう。
ハイライト
① 売上高は13.6%減少し、620.3百万香港ドルとなりました。(前年718.1)
② 純利益は15.4%減少し、140.8百万香港ドルとなりました。(前年166.4)
③ 一株当たりの利益(EPS)は0.112香港ドルでした。(前年0.132)
④ 中間配当は0.112香港ドル(前年0.132)、特別配当は0.001香港ドル(前年0.01)を提案されています。配当性向は100.9%でありグループは10年連続で100%以上の配当性向を確立しました。
全体の業績は上記の通りです。減収・減益・減配でしたね。それにもめげず利益以上の配当を実施されそうです。内訳について決算報告書の中から抜粋して記載します。
業績不振の大きな要因は持続的に高い金利、インフレ圧力、および激しい地政学的緊張が、世界的な経済活動に不確実性をもたらしました。成長を活性化するために各国政府がさまざまな刺激策を実施したにもかかわらず、特に小売および消費セクターにおいて、消費者のセンチメントは依然として脆弱です。この状況は香港、香港以外でも継続しそうです。
売上高(千香港ドル)
香港:497,803(前年549,616)9.5%減少
香港以外(中国、豪州、シンガポール):122,469(前年168,533)27.4%減少
香港以外の業績について
中国本土では、グループは不動産セクターの低迷や消費者信頼感の弱体化などの課題に直面し、本土からの収益は前年同期比で19.3%減少でした。
オーストラリアとシンガポールでの運営は依然として逆風に直面しており、両地域ともに高インフレと消費者支出の減少の中で回復が遅れています。
財務状況について
2024年9月30日時点での銀行預金および現金残高は479.6百万香港ドル(2024年3月31日時点:575.3百万香港ドル)で、外部銀行借入はありませんでした。2024年9月30日時点でのグループの総資本は442.0百万香港ドル(2024年3月31日時点:496.8百万香港ドル)でした。グループは一般的に内部生成キャッシュフローで運営資金を賄っています。
将来展望についても記載がありましたが不確実性が高いので割愛。
個人的な感想
大体こんな感じでの記載でした。高インフレ、不動産セクターの低迷、消費者信頼感弱体化、地政学的緊張(戦争の事?)等で消費者心理が非常に悪化している様ですね。
ココまでの状況で売上を向上する事は極めて困難ですが、何とか踏みとどまっていると見るべきでしょうか?
2025年3月期の本決算も厳しい状況が続くと予想していますが、それでも純利益以上の配当性向を継続している点は、マダマダ強気姿勢を崩していませんね。
今回は残念ですが、巻き返しに期待したいですね。
株の儲けはガマン料。こういう時もありますよね~。