ココからは実際の出来事から経営陣が誠実であるかどうかを判断した事例について記載させて頂きます。最初は長安汽車です。(現在は保有していません)
2004年当時、今後は中国の自動車産業が発展すると予想し自社開発で特に新型車に力を入れている自動車会社を探しました。特許の数などから長安汽車に目を付けたのです。この会社の経営陣が誠実であるかどうかを下記の点から判断しております。(記憶の限りで記載しますので全てが正しいとは限りませんので悪しからずです)
日本と中国で非常に有名な投資の先生が居ました。お金の神様とも呼ばれるようになり先見の明は素晴らしい人です。その人が長安汽車に会社見学に行った時の出来事ですが長安汽車の対応は非常に冷たかったようでした。見学時に一通り説明はされた様ですが、その後の質疑応答には一切答えなかったそうです。
この出来事を聞いて見学された皆さんは不快な思いをされたようですが、きゃつは特定の投資家だけに特別な情報を漏らさない経営者だと想像しました。
スズキ自動車とも提携しており小型車ではアルトを中心に売り上げを伸ばして株価も大きく上昇しましたがアルトが排ガス規制に引っ掛かり大幅な販売減(2005年)になりました。その時も株主に対しては配当していました。
やがて業績は回復しますが生産体制の投資が必要になった時は(2008年)増収・大幅減益でした。この時にEPS0.01でしたが配当は0.018を出していました。
業績は向上しましたが株価は上昇しませんでした。特に外国人向けに公開しているB株が低迷していた時にB株のみ買い戻しと消却も実施しました。
上記の出来事より、業績(特に利益)及び株価が低迷した時でも株主に対しては誠意ある対応をされて誠実性が確認できました。こんな感じで経営陣が誠実であるかどうかを(勝手に)予想しています。長安汽車は現在保有していませんが、あまりにも株価が低迷した場合は買い戻す可能性もございます。
最後までお読み頂き有難うございました。