ご存知の通り中国の自動車市場は世界第一位です。年間2800万台も販売され第二位のアメリカよりなんと1000万台も多いのです。流石に2019年の販売台数は前年割れしそうですが、それでも2009年から10年連続で第一位です。恐らくこの先10年ぐらいは一位を続けそうです。
2004年当初、中国の自動車市場は500万台で日本よりも少なかったです。きゃつは中国が豊かになったら若者中心に自動車が爆発的に売れる時代が必ず来る!と信じで中国国産のオリジナルメーカーを、かなり時間をかけて調査しました。特に開発に力を入れているメーカーは何処だ?そこで目に留まったのが重慶長安汽車でした。
頑張って調査した甲斐あってか長安汽車の販売台数はその後大きく伸びて、遂に中国国内メーカーでの販売台数が第一位まで上り詰め、株価も10倍以上になり配当だけで投資金額を回収できました。しかし提携しているマツダ、フォード等の販売台数の不振と長安汽車オリジナル車種も陰りが見えて、2019年第3四半期は赤字に転落してしまいました。
きゃつは幸い、株価が10倍→3.5倍になった時に売却しましたが、現在では売った時よりも半値になっています。
長安汽車は、経営陣も非常に誠実で投資に値する良い会社だと今でも思っています。ただ、市場が大きいだけに競争も激しく購入者の好みも日々変化する為、安定度はありません。
長安汽車の場合、開発にはしっかり力を入れているので今後人気が復活した場合は業績の回復もあり得ると思いますが、短期的な投資を嫌うきゃつの場合は投資を敬遠してしまいます。
10年以上の安定した不労所得(配当)を得るには自動車業界は避けた方が良さそうです。と結論づけました。