きゃつは中国株限定で成長を予想し長期間保有スタイルで投資しております。現在投資を始めて15年間が経過しました。流石に15年も経過すると色々な出来事が起こってきます。
成長を予想しても赤字転落する事もあります。但し投資した直後(2年以内)に赤字転落する事は殆どありません。(過去に1回だけありました)株を買う時は、色々と研究して買いますので購入後数年間は業績は向上します。その後長期間保有していると想定外の事も起こり得るのです。
特にIPO銘柄や、規模の小さい会社に投資する場合、大きく成長する可能性がある反面、業績低下した時の復活力が弱いです。赤字転落に陥ってしまい、ルールに従って損切りする事もしょっちゅうです。規模の小さな会社の場合、頑張って調査して10銘柄投資したら、5-7銘柄は業績不振が続き損切りします。
しかし残りの銘柄では2倍から5倍以上の成長(株価では無いですよ)が得られて配当も増えてくれるのでトータル収支では利益が得られます。これらの銘柄はその後も長期間保有しますが、後に業績不振になる事もあります。しかし業績不振になっても株価が1日で2分の1とかになる事は極めてまれですので、売却時には損をしません。
15年間、色々なセクターに投資をしていると、波の激しい業界と、そうでない業界の分別が、何となーーくわかるようになってきました。(マダマダ分かっていないかもしれませんが)
配当による収入も目標に入る場合、安定した収益が得られる事は非常に重要です。投資する場合、多くの人は超大企業に投資したがるのは安定収入が見込めそうだから。と言った理由からくるのではないでしょうか?
安定成長企業と簡単に言ってますが、実は安定企業自体は非常に少なく見つけて投資する事は困難です。トヨタ自動車は安定して今後10年間成長し続けると思われますか?東京電力は安定していましたか?
業界の最大手だから安全・安心。証券会社の敏腕営業マンが言っているから安全・安心。と思われがちですが、長期間安定して成長する銘柄は殆どなく、更には開始する時期が遅くなればなるほど得られる利益は少なくなります。20年以上前からトヨタ自動車とか東京電力に投資された人だったら、それなりに配当も得られましたが、これから投資をする場合は得られる利益は少ないですよね。
業界で有名な大企業ばかり投資すれば安定的と言う概念は払拭する必要があります。小さな企業でも自分なりに安定成長企業が何処なのかを調査して分散投資します。その内半分以上は自分の思った通りにならなくても能力が無い訳ではありません。むしろそれが普通です。(ただし8-9割の銘柄で安定成長が得られない場合は明らかな能力不足です。早期に投資哲学の見直しを実行しましょう。)
のこりの半数弱の銘柄が安定成長された場合、その銘柄で大きな利益が得られる事になるのです。売上・利益の波がある銘柄・・というより業界として捉えた方が良いですね。