皆様はサラリーマンの定年について考えた事はありますでしょうか?
この質問をすると、「僕が勤めている会社の定年は60歳ですね」と答える方は多いと思われます。
では下記の質問については如何でしょうか?
「会社で60歳の定年を迎えて最後の日に花束を貰って送別会を実施した人は、あなたが新入社員時から現在までで何人いましたか?」
きゃつのサラリーマン歴は28年です。日本の東証1部上場企業から同業外資系企業に1回転職しておりますが合計28年間、定年退職で送別した人は1人です。たった1人ですよ。(但し自分の会社以外と送別会は実施していませんが別部署での定年退職者のトータルは4名です)その1人を除けば定年前に会社を辞めてしまっています。その人数は数えきれません。と言うより思い出せません。こんな業界で仕事をしています。
読者の皆様の会社は如何でしょうか?社員全員が定年まで勤めていますでしょうか?もし病気など以外で全員が定年まで勤めている会社であれば本当に素晴らしいです。
会社の取締役以上のポストまで出世できた場合は定年近くまで働く事は可能でしょうが、部長クラスまでの場合は定年前に会社を去っていく事が殆どじゃないかな?と考えております。取締役になれる人は実力が無くても運とコネがあればなれると思うのは私だけでしょうか?
きゃつは出世意欲は全くありませんでしたが、がむしゃらに働いていれば、平社員でもきっと報われて長く働く事が出来るだろう(働かない人が先に退職されるだろう)と考えておりましたが、きゃつより何倍も努力するタイプの人でもあっさりと50代半ばで会社を辞めてしまっている姿(正式には・・・?)を見ると何を信じて良いのかが分からなくなってしまいます。
ただし株式投資については最高の実力者が収益を得る。エコヒイキは存在しないとのブログを過去に書きました。(2019年6月20日)
皆様は働けると想定される年齢で戦力外通告を受けても備えは出来ていますでしょうか?それとも定年までサラリーマン収入が続くと考えていますでしょうか?
昭和時代では定年まで働く人が多かったのですが、年々働ける期間が短くなっているように感じております。以前は50代半ばまで働ければ良い方かな?と考えていましたが最近は早期退職募集要件が45歳以上となる企業も目立ち、45歳以上の再就職が非常に困難な時代になっております。
医師、弁護士、公認会計士、プログラマー等の特殊な資格を持っていれば定年を超えても働く事は可能ですが、普通のサラリーマンでは自己防衛が必須な世の中になっていると考えるのはきゃつだけでしょうか?