私が中国株投資を始めてから8年頃が経過した頃(2012年ぐらい)に、この言葉を聞いた時は大きく納得させられました。この言葉は私の中で名言として心に刻んでおります。余談ですがこの名言は私の投資活動に大きな影響を受けた方によるもので、私は勝手に先生と呼んでおります。
株式投資の王道は成長株買いです。数年から数十年後に投資銘柄の業績が向上し、それに伴って知名度が上がり株価も上昇し利益を得る事です。しかし世の中、なかなか思うようにはいきません。
どんな優良な企業でも業績が毎年右肩上がりを継続する事はありません。
過去のブログで10年以上売上高と純利益を一覧にしていますが減益になる年もございます。
しかし事業内容が成長産業である事と経営陣が優秀かつ誠実であれば長い目で見れば業績は必ず向上してきます。投資銘柄を決定する時に紙に書き出して無い場合は考えがクルクルと変わり、業績が少しでも悪くなる、あるいは株価が下落すると不安になってしまいます。
成長株買いの場合、自身の先見の明を信じて知名度の低いうちに投資し、株価が2倍になっても半分になっても売る事をジッと我慢する事で大きな利益が生まれるのですが株価にばかり集中していると人間は我慢が出来なくなります。
また本当に業績予想に失敗する事だってあります。それは投資銘柄を選ぶ時に、どうしても感情・思い込み等、自分の都合の良い様に解釈してしまう事も多いからです。
業績の低下は更に会社を大きくする為の一時的なものなのか?それとも本当に会社(あるいは業界全体で)の事業が斜陽化して元気が無くなってきているのか?先の事は誰にもわかりませんので業績が下がってきた時、我慢できるか?いっその事売ってしまうのか?の選択は非常に困難なのです。
実際に業績が好調なパーフェクトシェイプも2017年3月期本決算で減収、30%の減益だった時は投資判断が間違っていたかと本気で考えました。株価も0.5台まで落ちていましたが、その時も利益全てを配当にしてた事でホールドを継続しました。他の銘柄でも同様な経験は複数経験しております。
成長株買いの場合、長期間保有すれば、どんな会社でも減益決算が1回は必ず来ます。それでも我慢して保有して良かった事も多いのです。つまり成長株で利益を得るには忍耐力が必要なのです。
先生の名言の言葉の中には「投資銘柄選びに使うエネルギーを1割程度だとしたら、忍耐・我慢に使うエネルギーは9割です。と言われていました。
売り時が本当に難しいのも納得させられますね。
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